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SHAKE

今この瞬間の熱を

2/25 松野莉奈を送る会

もう1ヶ月前の話。

りななんだけいない、りななんしかいない、横浜へ。



列は外まで続いてて、でも列の雰囲気はまだまだ和やか。
建物の中まで進むと、エビ中の曲が流れてた。私は、曲をちゃんと聞いたら献花まで耐え切れないと思い同行の友人とずっと他愛ない話をしていた。3時間程経って、ようやくロビーを抜けて二階に上がる階段への扉を越えると、さっきまで並んでいたロビーと遮断されて無音になる。私たちだけじゃない他愛ない話をしていた人たちが、みんなここに差し掛かると急に静まり返る。

階段を登り切った扉の向こうに広がっていたのは、誰も座っていないだだっ広い客席と、ステージ上に設けられたりななんの祭壇。再び聞こえ出すエビ中の曲。ギンガムチェックに向日葵が眩しい『夏だぜジョニー』の衣装を着たりななんの写真。全然夏じゃねえよジョニー。私が壇上に案内された時に流れてたのは『フレ!フレ!サイリウム』で、「七色の美しい光で導け未来へ」というフレーズが、7人になった私立恵比寿中学と重なってしまって色々なものがこみ上げてきた。今まででいちばんりななんの顔を見ることができない。
 
祭壇には、皆が様々な想いを込めて選んだ綺麗な花束が沢山供えられていた。メンバーカラーにちなんだ真っ青な花束だったり、りななんが好きだと言っていたピンクのガーベラだったり、りななんらしい真っ白なお花だったり。凄い量だ。係の人がひっきりなしに花束を移していく。

前の列に、乱雑に花を供える人がいた。
こんな時にまでそんな態度を取る奴がいるのかと苛立ちを覚えた。が、その人は祭壇の前から動かない。進もうとして、足を進めず、再び祭壇へと向き直ってしまう。肩を震わせながら。りななんに対して怒っているようにも見えた。ああ、この人は、本当にりななんのことが大好きなんだ。
その人の気持ちが痛いほど伝わってきて、ずっと我慢していた涙が溢れて止まらなくなってしまった。
献花が終わって最後まで笑っている人もいた。会場の出口でしゃがみ込んで泣いている人もいた。
沢山の色んな人たちが、りななんに最期の挨拶をしに来ていた。


りななんは、みんなに沢山愛されている。



私立恵比寿中学は再び7人で活動を始めた。藤井さんの「松野にもっともっと大きなステージを見せてやりたい」という言葉を胸に、前へと進み始めた。私たちはりななんのことを忘れない。私たちの心が、りななんを"永遠に中学生"にし続けるんだ。


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あのニュースからもう1ヶ月半。
普通の会話でりななんの名前を出せるくらいには落ち着いた。だけどまだ、今までの曲を聴くとりななんのパートで耐え切れずに泣いてしまうことがある私を、りななんは笑い飛ばしてくれるのかな。